私の名前は、岸めぐみ。あの子との出会いは、中学一年生の時だった。新しい学校、新しい生活に期待と不安でいっぱいだった。クラス分けで一緒のクラスになったあの子。名前は稲葉幸恵。たまたま隣の席になった私と幸恵はすぐに仲良くなった。授業中に手紙の交換をしたり、休み時間に一緒に音楽室で歌を歌ったり、同じテニス部入って、一緒に走ったり、騒いだり。とにかく毎日一緒に過ごしていた。私の中学生活は、彼女がいたから幸せに、楽しく過ごせた。お互いにさち、めぐ、と呼び合うようになり、毎日夢中になって遊んだ。ある日、さちが私に相談があると手紙を渡してきた、どうしたんだろう?そう思い、休み時間になるのを待って話を聞くと、さちは恥ずかしそうに好きな人がいる事を教えてくれました。二人が友達になって初めてのことだった。私は自分の事のように喜びました。協力させて!と相手の事を聞こうとすると、さちはビックリしないでね。。と私に言いました。私は少しドキドキしました。実は、体育の大田せんせいの事が好きなの。。私は言葉を失ってしまった。。