【なるみ、別れた】

朝学校にきてなるみにさっそく伝えた
なるみは無言で、うっすらと笑みを浮かべて
頷いた。
だけど、その瞬間なるみの目からは涙がおちた。

【ごめんね、ごめんね、ひろ先輩】
あたしはなるみに抱きついて必死に泣きながら謝った。


ーーーーーーーーー
ーーーー

『転校してきた、浅見まゆですっ』

きゃーわい

案の定すごく可愛かった。
だってハーフじゃん。
はぁ
休憩時間、ほかのクラスの人達が見にきていた。

そこには
大沢も、
『浅見めっちゃ可愛いなぁ!俺と付き合おうぜー』
『きゃはは☆大沢やめなよー』
女子が大沢の頭をクシャクシャっとした。

ームカッつく

バンっ!
あたしは机を蹴った。

【てめぇらいちいち転校生ごとぎで騒いでんじゃねーよ。ガキが】

『あーあ』

大宮が隣で呟いた