この声が届くように



ピーンポーン

「あっ、裕也くんが迎えに来てくれたみたいよ。」

チャイムの音を聞いたお母さんは小走りで玄関へ向かった。


「おはようおばちゃん、乙葉」


ドアの外から、太陽の光りに照らされた…幼なじみの松下裕也が立っていた。


裕也は中学生のとき助けてくれた友達の中の1人で、私を心配して同じ高校を受験してくれた。


裕也は私がいじめられた時、相手の家まで殴りにいったこともある。

私のせいでたくさん迷惑かけちゃったけど、やっぱり嬉しかった。