「來」

女達の群れをかき分けると俺の親友、木之下 龍(キノシタ リュウ)が近づいてきた。


「おっす。久々じゃん」

「てか、お前なんで来なかったんだよ〜あと愛ちゃんも…」


「あー、愛はコンクールの練習で俺は親父の手伝いでロスまで行ってた」


キーンコーンカーンコーン♪


「やっばっ龍走れ!」

「おうっ」

俺らは全速力で教室まで走った。