「……」

 私がベットに入って数分後。

 


 忍び寄る影!!?


 「声…出すな…」

 私の上に蓮さまが覆いかぶさって来た!!!?


 「れ、蓮さま!!!?」

 蓮さまは私の口を塞ぐ。


 「お前が…バルコニーに出てる間に…入らせてもらった…」

 ベットの脇のサイドテーブルに置かれたスタンドだけが私たちの影を照らす。


 「咲弥だって…寝てる…いいことしようぜ~」


 蓮さまは甘い声で私を惑わす。


 口を塞がれているし…声が出ない…。


 私のヴァージン喪失はいきなりだった!?