如月邸に来て、初めて迎える夜。

 都会では決して味わうことの出来ない…フクロウの鳴き声が外から聞こえる。

 深い森に包まれた如月邸。

 私はバルコニーの外に出てフクロウの鳴き声に耳を澄ます。

 フクロウの鳴き声とともに虫の音も…。


 もう少し…聞いていたいけど…眠い。


 眠気が欠伸を誘う。


 明日も早い…。


 私は部屋の中に戻った。

 バルコニーの扉も閉めて就寝。


 フカフカの天蓋付きのベット。



 メイドにしてはすっごく待遇がいい~。