白黒プリンスと囚われのメイドさま


 私は咲弥さんの車で本邸に行く。

 昨日は玄関の前まで…初めて邸内に…足を踏み入れる。

 外観は石造りの洋館。



 中はまるで宮殿のような煌びやかさ…。

 目に入るものすべてがゴージャス!!


 私は咲弥さんに案内され、1階の奥にある旦那さまの書斎へ。

 
 「旦那さま…執事の咲弥です」

 「入れ」

 「失礼します」


  咲弥さんが大きな両扉の右側を開ける。

 「!!?」

 私だけ…ポンと書斎の中に入れ、咲弥さんは退散。

  

 さ、さ、咲弥さん!!!?