「最近…どうも…気分が悪くて…」
「えっ??」
「…風邪かな??」
「……最近、風邪が流行してるから…インフルかもしれないし…早めに病院に
行った方がいい」
「……うん」
「病院!?」
いつの間にか…私たちのそばに蓮が立っていた。
「具合…悪いのか?美紗緒」
「え、あ…」
蓮の顔色がみるみる…変わる。
「じゃあ~お前は早退して…病院に行け!!」
今…来たばかりなんですけど…。
帰ったばかりの咲弥さんを呼び戻すことになるし…悪い気がした。
「如月君…美紗緒のことになると…向きになるわね~」
「……」
蓮は亜子の言葉をバツの悪そうな顔で流す。



