ビンボービンボーって私だってスキでビンボーになったわけではない。
パンダ、パンダと呼ばれる以上に傷つく。
「あなたのお母さまの借金、そして入院費をすべて如月家の当主である如月悟
(キサラギ サトル)さまが面倒見させて頂きます…」
「そんなこと俺は聞いてないぞ!!咲弥」
「…私が執長(執事の長)に昨日相談し、旦那さまに報告…一人メイドを雇う了承頂ました。借金の話も一緒に…」
私はメイド??如月家のメイド…。
「……俺専属のメイドってことか?咲弥」
「ええ…まあ~」
如月君専属??
「ふうん~。何してもいいのか?咲弥…
お前には見られてはいけない物見せたしなあ
~」
如月君の視線は何だか…Hな視線になってる!!?
「……何か…勘違いなさっていますね。蓮さまメイドなんかに…手を出すおつもりですか?メイドは下僕です。あなたさまはいずれ、如月家の当主となるお方…自覚をお持ち下さい」



