人の温もりを知れば…復讐出来なくなる…。


 だから一人で生きてゆくことを決めた。


 しかし、連さまに出会い…俺は人としての感情を取り戻した。


 あなたと美紗緒さまには幸せになって貰いたい…。




 私はそう願った。



 放課後の生徒会室。



 私と連さまは7ヵ月ぶりに会う。


 「久しぶりだな…咲弥」

 「あなた…今日…美紗緒さまに何かしましたね」

 「……お前には隠し事出来ないな…」

 連さまは苦笑い。