咲弥!!?


 どうして?


 俺の部屋に盗聴機なんか仕掛けた!!


 俺は神から盗聴機を奪い、咲弥の部屋に急ぐ。


 「おい、待て!!!蓮」


 神が俺を追いかけて来る。


 「俺は咲弥の口から…すべてを知りたい…口を挟むな!!神」


 「蓮…!?」


 「あいつは俺の唯一…信頼できる…執事だ」


 「……」

 神はそれ以上俺を追って来なかった。



 俺の咲弥の部屋の扉をノックする。


 「どうぞ」

 
 咲弥が応える。