咲弥お前か!!?


 「…ははっ…蓮さまを変装させることしか考えていませんでした…何たる…不覚」

 咲弥は涼しげに笑う。

 「……おい!?咲弥!!?」



 仮にも彼女は…亜子のツレで…俺がパンダランチを食べていることをバラされたら~!!?


 あの口の軽い亜子が…クラスの連中にバラして…俺は校内で威厳を失くしてしまう。




 「咲弥…お前の責任だ!こいつを捕らえろ!」

 「捕獲ですか?」

 「えっ!!?」

 「やっぱり…蓮さまのコレクションに加えるおつもりですね~」


 「あのう!!?どういうことですか??私には…さっぱり…!!?」


 彼女は俺たちから逃げるように後ずさり。俺たちと距離を離す。


 「お前は囚われるんだ…」


 「ええっ~!!?」