「……蓮さま?」

 蓮さまは私の背を向けて、ベットの枕とステファンを抱き締めた。


 「俺は其処のソファーで寝る」

 「えっ!!?」

 「…お前はベットで寝ろ…これは命令だ!」

 また…命令…。


 「今日は色々…有り過ぎて…疲れた…」

 確かに私も疲れていた。


 ほんの数時間で…私と蓮さまのかんけーは劇的に変化。


 夢のような出来事…。


 「…それに…大事にしたい…」

 「…蓮さま…」

 「……」

 蓮さまはベットに残っていたマーレとミーサも手にした。


 パンダ3体、枕をギュッと抱き締めて…ソファーを行く。


 冷たくて俺さまの蓮さま。


 ホントは優しい方なんだと実感した。