その光景を目の当たりにした昇一は、恐怖のあまりに奇声を上げて飛び起きる。



「嫌な夢だな…おい」



しばらく放心状態に陥った。


やがて目元を掻きながら起き上がった。



「……行くか」



運動着に着替えて外に出ると、準備体操を始めた。


それが終わったと同時に走り出す。


ひたすら走り続け、遂に河原付近を通過。


そこで犬の散歩をしている男性と遭遇する。



「おはようございます」



昇一から挨拶した。


相手からの応答はない。


すれ違ってからしばらくして相手の方を見ると、黙ってこっちを見ている。