「ほら、二人共! 講義遅れちゃう 早く行こう~」 「お、おう…」 不自然な言い方を続けて、私は二人より先を歩いた こんな不安でいっぱいになっている顔 二人には見せたくないし、見せちゃいけないと思うから 私は大丈夫と自分を落ち着けるように、ポケットの中のケータイを握りしめた