遠距離恋愛


離れることなんてわかってた



だけど好きだったから
諦めるなんてできなかったから


私は君に伝えたんだ




『私...

私、ずっと樹のこと好きだったの

付き合ってください』



きっと顔真っ赤にして
声は震えてたんだろうな


今でもはっきり覚えてるのは



『俺もずっと好きだった』



ちょっと照れ臭そうに
だけど満面の笑みでくれた
樹からの言葉だけ


宝物みたいな言葉


それだけ覚えていれば
私は十分だった