『樹の立場だったら…試合、絶対見にきてほしいはず』
『そうだね
里菜も応援に行くってメールしたんだもんね』
『うん
すごく嬉しくてすぐメールしたよ』
『それはいつ?』
『いつって……寝る前だから12時くらい?』
『その時間、里菜いつも起きてる?』
『ううん
いつもはもっと早くに寝ちゃう』
『樹君、昨日夜何してたか聞いたよね?』
『聞いた…………
樹…もしかして私が嘘ついたのわかったのかな?
夜苦手な私が遅くまで起きてたから心配して朝早く電話くれたのかなぁ…』
樹の気持ち、私考えられてなかったのかも


