『樹すごいじゃん!! 私絶対絶対応援に行くから頑張ってね(*^_^*) 樹の好きなもの入れたお弁当も持って行くからね♪ また大会決まったら教えてください』 里菜からのメールは寝ぼけて打った形跡なんてこれっぽっちもなくて いつもくれるメールの調子と変わらないものだった 夜起きてられないくせに あんなに苦手だったはずなのに 里菜、何かあったのか? 普通の人なら何とも思わないことかもしれないけど 俺にとっては里菜に何かあったんじゃないかって不安な気持ちが支配される出来事だった