「樹ー? 何ボーッとしてるの?」 いけね... 昔の思い出に浸ってた 「なんでもないよ 俺この高校でよかった」 「うん!! 私も!!」 今隣で笑ってくれている 里菜の存在は俺にとって何よりも かけがえのないものだと思う 俺たちはここで出会い ここで愛を育み ここから離れた 俺たちの原点は“ここ”なんだ きっと里菜もそう思ってるだろう だから今日“ここ”に来たいって言ったんだろ? またこうして二人で来られてよかった 里菜、ありがとうな