遠距離恋愛



「ん……樹?」


「里菜おはよう」


俺の腕の中で目覚めた里菜は俺の顔を見て
眠たい目を擦りながらも笑顔になった



「おはよう、樹

なんか幸せだね」



里菜も同じことを思っていてくれた

それがたまらなく嬉しい



もっと近くにいたい
ずっと触れていたい



腕の中の里菜をもっと強く抱きしめた


「樹苦しい~っ」



そんな風に言われても
もっと強く抱きしめたくなってしまうんだ


君は愛しい愛しい存在だから