遠距離恋愛


「離れてる時すごく寂しかったし
どうしようもないくらい会いたくて辛かった

けどね、樹と別れたいなんて思ったこと
一度もないよ


私は樹が好き

樹じゃないとダメなの


だから...放さないで」




好きの気持ちにはきっと限度なんてない


だから私は樹をどこまでも好きになるよ



抱きしめてくれるこの優しい腕

私は離れないように強く強く抱きしめ返すから


樹、もっともっと強く抱きしめ返してね






「里菜、目つむって」


閉じた瞳と同時に樹の優しいキスが降ってきて
私の指に何か違和感を感じた