「樹... 私のお願い聞いてくれる?」 「ん? 何?」 「ギューって抱きしめてほしいな」 恥ずかしくて顔が真っ赤になってるかもしれないけど 今すごく樹に包まれたくて 言葉が勝手に出ていた 「里菜おいで」 樹の言葉で私は樹の胸に飛び込んだ その後樹の温かい腕が私をしっかり包んでくれた 「私の樹なのに....」 「えっ?」 「他の子に触れられたら嫌だよ」 今になってまた悲しい気持ちが溢れてきた 「全く、もっと早く怒れよな」 「うーん」 私は拗ねてるのに樹はなんだか嬉しそうだった