一人になったこの部屋は静かだ..... 朝はあれから「お大事に」と一言残して帰っていった そんな朝に私は何も言えなかった あんなに真剣な顔で 抱きしめられた腕は微かに震えていて 今まで見たこともなかった朝がそこには存在していて 何も言うことができなかった 熱のせいもあって頭が回らない どうしたらいいのかわからないよ 朝は大切な友達で 傷つけたくなんかないけど 私はー……… やっぱり樹が好きなんだよ こんなに上手くいかないのが続いていても それでもやっぱり 大好きなんだよ.....