遠距離恋愛





「里....菜.........菜」



誰かが私を呼んでる....


「おい!!

里菜!!」



重たいまぶたをゆっくり開けた


「あ....朝かぁ....」


どうやら眠ってしまったらしい


体をゆっくり起こすと全身にぶるりと寒気が広がった


熱....上がってるかも



「大丈夫か?

大分しんどそうな顔してるけど」


「うん....」


「体温計借りてきたからさ、とりあえず計ってみ?」


目の前に体温計を差し出された


「ありがと...」


朝がきてくれてなんだかホッと落ち着いた私がいた