「だって....
大丈夫だと思ったんだもん」
「全然大丈夫じゃないだろ!?
お前かなり熱いぞ
体大分しんどいんじゃないか?」
「.....うん」
また朝が優しい...
弱ってる時ってだめだね...
誰かの小さな優しさにすがってしまいそうだから
甘えてしまいそうになるから....
「とりあえず熱測ってみるか
俺、体温計と薬あったらもらってくるから
里奈は図書館で待ってて?」
「....うん」
この前に続いてこんなにも朝を頼っちゃいけないなんて思うのに
素直に頷いてしまう私
それに、今目の前にいる朝が樹だったらよかったのに...
なんて思う私は本当に最低だと思う
ごめんね、朝


