遠距離恋愛



「里奈~?

あんた学校行かなくていいの?」


なかなか下に降りて来ない私を呼びにきたお母さん


「...うん

今行くから」


頭の回っていない私

やばいなぁ...熱ありそう


「早く降りて学校行きなさいよ?」

「わかってる」


わかってる.....

樹がいなくても時間は普通に過ぎていく


不思議に感じる自分がいるけど
そんなの全然当たり前のことなんだよね



私の頭の中
樹でいっぱい過ぎて錯覚してるんだ....



.....起きよ



また一人の一日が始まるんだ