まんまるにあいにゆくんだ。*34page*

♪
ずんちゃっちゃー
ずんちゃっ
ずんちゃっちゃー
ずんちゃっ

たーかーいところにー

キラキラと光るきーみ

今日もお話しよーと

こーこで待ち合わせなーんだっ

まんまる光るきーみはー

今どこに居るのかーなー
♪



さわさわざわざわと、木や風が一緒に唄ってくれたけどーー‥


「むう‥」


唄い終わっても、まんまるくんは来なかった。


「今日はお出かけでもしてるのかなぁ」


諦めて帰ろうとした、その時だった。



ポツリ、ポツリ、


「ん?」


真上に顔を向けると、


「わっ!」


目に何かが入った。


「これ、水‥?」


目をこすれば、もう水の姿はない。

そして、



ザァァァァーー‥



「うわっうわわっ!」


あっという間に目の前がかすむくらいに増えた水。


「これが‥雨?」


ぼくは急いで大きな葉っぱの下に隠れた。


「虹、見られるかな?」


雨にかすむ星たちを下に見ながら、水に触らないように葉っぱの下で丸くなる。



雨はザーザーと音を立てながら夜に響き、


それは、とても心地よい子守歌のようだった。