「お、おい!!来たぞ!!あの鬼達だ!!」 その姿に気付いた男が声を上げると、男達は子鬼をいたぶるのを止め、それぞれが用意していた武器を構えた。 しかしそれに臆する事も無く、二つの影は静かに男達の元へと向かって来る。 そして次の瞬間、その二つの影が消えたかと思うと……それは男達のすぐ後ろに居た。