眩しい日の明かりで目を覚ました。 ノソノソと布団から這い出て部屋の障子を開けると、そこには眩しい太陽が燦々と輝いていた。 もう夏の太陽だと言うのに、暑さは少しも感じない。 ……偽物の太陽。 そんな事を思いながら箪笥へと向かう。 箪笥の横には昨日私が着て来た制服が掛っている。 ……もう着る事はないのかな。