「……面白いな。それらなら守って見せてくれよ。……その大好きな巫女サマをさ!!」 その小金井さんの言葉と共に、瑠愧に向かって激しい電撃が打たれた。 しかし瑠愧はそれを身を捻って軽やかに交わすと、そのまま小金井さんに向かって走り出した。 「凪!危ないから離れてて!!」 瑠愧のその叫びと共に走り屋上の端へとその身を移す。 その間もバチバチと眩い閃光が宙を舞い、瑠愧へと襲い掛かる。 しかし瑠愧はその攻撃を退け、少しずつ小金井さんとの距離を詰めていった。