「いらないの?それは残念」 小金井さんはそう言って肩を竦めると、静かに手を上げた。 「まぁ……巫女も石も全部俺が貰って帰るからいいんだけどね」 その彼の呟きと共に、周りの生徒達が一斉に襲い掛かる。 それと同時に皆が走り出したかと思うと、辺りで激しい戦闘が始まった。 皆は私を守る様に辺りを囲み、襲い来る生徒達の攻撃を払っている。