「よし!行こう!!」 火伏さんのその掛け声と共に、皆は深く頷くと立ち上がる。 ……これから私達は小金井家のビルに向かう。 そこでは今までとは比べ物にならないくらいの戦いが起こるはずだ。 窓から外を見ると眩しい太陽が燦々と輝いている。 それは今置かれている私達の現実はまるで正反対の眩さで、その光は何故か私の心をざわめかせた。