鬼守の巫女


「これから……どうなるのかな」

その私の問いに、二人は私を見つめた。

「結界を壊す……だろ?」

火伏さんはそう言って少し自嘲気味に笑う。

「その為に各家に祭られている石を集める必要があります。それを……」

「それは分かってるの。そう言う事じゃなくて……」

木住野さんの言葉を遮り、そう言葉を詰まらせる。