「とりあえず早くここを出るぞ。すでに当主達がここに向かっているはずだ。ここでの戦闘は出来るだけ避けたい」 魏戎のその言葉に火伏さんはボリボリと頭を掻くと、深い溜息を吐いた。 「鬼と一緒に行動する事になるなんてな」 そう言って火伏さんが少し自嘲気味に笑うと、四人で階段を駆け上って行った。