「……これから……どうするの?」

その私の問いと共に木住野さんはゆっくりと立ち上がる。

「とりあえず皇楼に戻りましょう。凪様も今日の審議に出席して頂く事になります」

「わ、私もですか?」

「はい。捺さんを死罪に問うかは、権力者たちの票で決まります。過半数賛成の場合、彼は死罪。僕も凪様も一票入れる権利がありますからね。まぁ、結果はもう決まってる様なモノですが」

そう言って木住野さんは困った様に笑った。