鬼守の巫女


「おいおい、あんまりビビらせないでくれる?朧源様、キレたらめちゃめちゃ怖いんだからさ~」

そう言って小金井さんはボリボリと頭を掻くと、もう一度深い溜息を吐いた。

その彼にキッと鋭い視線を向ける。

「どうして火伏さんが死ななきゃいけないのよ!?」

怒りが込み上げ声を荒げると、小金井さんはヤレヤレと肩を竦めて見せた。