「恨むのなら私を恨めばいい。しかしそんな事をしたところで何一つお前の運命は変わらないがな」 朧源はそれだけ言うと私に背を向け、そのまま屋敷の中へと入って行ってしまった。 その後を馨さんと彩乃さんが静かに追って行くと、その場に残された眞水さんと小金井さん……それから木住野さんが小さく息を吐いた。