「どうして猫なのにプチトマト好きなの?」 「……さぁ?」 私の問いに少年は素っ気なく答える。 ……そうですか。 少し脱力したままテーブルの猫を見つめた。 私のプチトマトはすでに全部食べられてしまい、次に猫は少女のプチトマトに手を出そうとしている。