次の瞬間、速攻で個室に入り、有無を言わずスカートをたくし上げる。 星野の、白いパンツが視界に飛び込んで来た。
「 ・・うわっ・・! 」
思わず、小さく驚く僕。
( ええい、緊急事態だっ! 許せ、星野。 僕を信用せえ・・・! )
パンツに手を掛け、一気に降ろすと同時にしゃがみこみ、用を足す。
・・はううぅ~~~・・・ ああ~~・・ この満ち足りた開放感・・・!
まさに、危機一髪だった。
ふと見ると、ペーパーホルダーに、ちょこんと腰を掛けたサバラスがいる。
「 ・・・・・ 」
僕は、サバラスを摘み上げると窓を開け、そのまま外に放り出した。
レディーに対する対応が、なっとらん。 ・・・いや、それ以前の問題でもある。
用を足し終えた僕は、ペーパー一本分を、感触が分からなくなるくらい、手にグルグル巻きにした。
一度、深呼吸し、心を落ち着かせる。
( ナニも考えるな、ナニも考えるなよ・・・! コイツで、サッと一拭きするだけだ。 簡単なコトじゃないか )
視線を下げると制服のスカートの端から、白いパンツのレース部が見え隠れしている。
( うわっ・・・! 見るな、見るな、見るなっ! 手元が狂う! )
僕は、個室の正面の仕切り壁をじっと見つめながら、ぐるぐる巻きのペーパーでギプスのようになった手を、そっと股間の間に入れた。
( ・・・この辺・・・ だろう。 多分 )
僕は意を決すると、再び深呼吸し、「 はいっ 」 という掛け声と共に、一気に股間を
拭き上げた。
・・・成功だっ!
多分、完璧に職務を遂行したと思われる。
大きなため息と共に、安堵感を味わう、僕。
かすみ、感触は無かったよ? 許してね・・・!