僕は、全てを話した。
僕が、あの朝、星野と入れ替わってから、今日、先程まで、全てだ。
かすみは、両手を、両ももの間に入れながら、じっと聞いていた。 そのポーズ、やめい・・・! キモチ悪い。
かすみは言った。
「 ・・・信じられないけど、事実なのね・・・ びっくりしたけど・・・ 良かった。 入れ替わった相手が、みちるで・・・! 最初、どうしようかと思ったわ・・・! 何が何だか、分からなくなっちゃった 」
少し笑顔が戻った、かすみ。 でも、見た目は僕の姿だ。 女言葉で話すのは、やっぱりキモチ悪い。
星野が言う。
「 おそらく、そのうちサバラスが出て説明するだろう。 まあ、あたしの所には、出て来ないと思うが? 」
説明なんぞ要らん。 速攻、ノックしてやるわ。
星野が続けた。
「 しばらく、目隠しの入浴は、続きそうだな? 星川。 まあ、お前たちの間柄なら、別に問題は、無いか・・・ 」
事態に気付いたかすみが、顔を赤らめる。
・・・キモチ悪い。
かすみが、更に顔を赤くして答えた。
「 ・・・みちるになら、あたしの方は、良いケド・・・? 」
いけませんっ!
血が逆流して、フロに入るどころの騒ぎじゃなくなります!