あれから
俺は保健室を避けている


詮索されるのは好きじゃないし

自分の事をどうこう言われるのも好きじゃない


一之瀬先生となんて


もう
会うことはない


会いたくない





そう
思い込もうとしていた



でも
毎朝
毎晩

あの
優しい声と顔が
俺を苦しめた