ジリリリリリリッ!


「ふぁぁぁッ朝かぁ‥」


不快な目覚時計の音と共に目が覚める。


「行ってきま~す」

誰も居ない部屋に挨拶をし、学校へ向かう。


これが極普通であたしの毎朝だった。


そう。あなたが来る前までは一一一






「梨夕~おはよ~ん♪」

「麗美ィ!おはよ~☆」

麗美とはあたしの幼馴染であり、大の親友である。


「あらら‥梨夕ったらまた阿呆な男子を連れて来ちゃって‥」

「‥え??」

ヤな予感。
おそるおそる振り返る。


「梨夕チャーン♪今日の放課後暇人っちゃってるぅ??」

「あッ泰知ズリィぞ!!梨夕チャン俺もその仲間にいれて☆」

「なにょぉ!?俺等は2人っきりで行・く・の~!!」

「んだとぉぉ!!!???」
「ヤるかぁ???!!!」

いやぁ!!ヤメテ!!あたしが原因で喧嘩を起こさないで!!

「2人ともヤメ‥!!」
「オイ!!スカしたタコ共がぁッ!!昼寝の邪魔なんだよ!!さっさと消えろやゴラァ!!」

「「す‥すいやせんしたぁ!!!!」」


「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ナイス拓真ぁ♪カッコいい~!!」