あたしに必要なんだ。 その光が。 「稀衣ちゃん、チューしてもいい?」 耳もシッポもピンと立てて、真っ直ぐにあたしを見て言う。 (※耳とシッポは稀衣にしか見えてません) あたしも目を逸らさずに、真っ直ぐワンを見つめた。 頬が、少し熱い。 「それこそ愚問、でしょ」 そう言った後、2人の顔が近付く。 キラキラ光るクリスマスツリーの下。 騒がしい雑踏の中で。 背伸びのいらないキスをする。