ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~




「郁也、ワンに変なこと吹き込んだ?!(二の腕を触ったら幸せになれるとか!)」

「吹き込んだなんて人聞きの悪い。俺はただ、「女の子の二の腕は胸の柔らかさと一緒だ」って言っただけだって」

「うわ、なにそれ。中学生?」

「情報源どこだよ、それ」(←少し気になる純平)

「でもワン君、さっき「意外に固い」とか言ってたじゃん?」

「バカ郁也!そこスルーするとこだろバカ!」

「おい茜!バカバカ言うなよ!バカになるだろ!」

「なんねーよ!もうバカだから!」

「き、稀衣ちゃん…あの」



なんだかすまなさそうに、あたしの顔を覗き込むワン。



「ゴメン(固いとか言って)…!!」

「謝るな(涙)!!」



ほんとにすごい固いみたいじゃんっ!!(←そこは気にするらしい)