教室の床にばらまかれた、数枚の写真。
その写真に共通しているのが、稀衣ちゃんが写ってるってことだ。
「ねぇ、これ…」
「ストーカー犯の可能性が高いな(ふん、探偵っぽい俺も、相変わらずイカすぜ)」
この席は確か…。
「ここ誰の席だっけ?」
「図書委員長の、山田だな」
大河と竜の会話を聞き、犯人は確定したも同然。
「確か、鮎沢ちゃんがケータイ落とした場所って…」
「図書室、だな(見た目はイケメン、中身は天才、その名も名探偵ジュンペーってな!)」
この際、ストーカーの犯人なんてもう誰だっていい。
ただ今は、大事な子が危ないかもしれないってこと。
怖い思いをしてるかもしれないってこと。
いてもたってもいられず、オレは駆け出した。

