ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~

【makoto※side】



「あーりゃりゃ、帰っちゃったじゃん」

「ワン、いーの~?」



稀衣ちゃんが出ていった教室でオレは、「はぁ」っと息を吐き出した。



「…わかんない」

「わかんないってお前なぁ」



オレ、また間違えた?



あんなこと言うべきじゃない?



でも、純ちゃんが絡むとオレダメなんだ。



稀衣ちゃんが純ちゃんとなんて、あるわけない。



そう思うのに、もし純ちゃんが本気になったら?



なんて考える。



「そーじゃなくてっ、ストーカーよ!鮎沢ちゃん1人にしたら危なくない?!」



橋野の言葉にハッとする。



「危なねーに決まってんじゃん!お前行かねーなら俺が行くぞっ」



そう言って純ちゃんは、かばんを持って立ち上がる。