嫌な予感がする。
というか、もうそれしか考えられない。
「もう可愛いの!彼女のことで悩んでてさ~」
「ちょっとアンタ、狙ってるの?」
ガラッと戸が開く音と共に、見覚えのある顔が入ってきた。
…女子大生だ。
「いや狙ってるって言うか、なんかほっとけないって言うか~」
「でも彼女、一緒にきてんでしょ?」
「そーみたいだけどね」
「年下だよ~?」
「だって可愛いじゃーん」
…可愛くないよ。
ワンは可愛いんじゃない。
少なくとも、あたしはそう思ってる。
でも、今日なんの話しをしてたの?
年上のお姉さんなら、頼りになったの?
あーもう、なんなのよっ!!
頭の中がもうぐっちゃぐちゃで、限界寸前だ。
ザバッと勢いよく、湯舟から出た。

