「夢!パス!」 ──パシュッ 「ナイスシュート!!」 体育館で汗をかきながらの試合。 1・2年対3年生の試合は見事私達3年の圧勝となった。 「おつかれさまでしたー」 「ねぇ、夢…」 部活が終わり体育館の隅で荷物を整理してる私を呼んだのは、親友の智子。 「何?」 私はタオルを首に巻いて、エナメルバックを肩にかけて立ち上がった。 すると智子はにやけながら私を見た。