???

「ここは騒がし過ぎる。場を代えよう。ついて来なぼうや。」
 アロハがヨッタを誘う。

「ああ。…分かった。」
 ヨッタが応える。

「だが、ちゃんとついてこないと駄目だぜぼうや!」
 アロハは騒然とする、パーキング内を軽やかに駆け出した。

「何なんだ。あいつ。トラトラトラの関係者だろうけど、感じが全然違う。」

「気を付けて。確かに、あいつトラトラトラの仲間みたいだけど、まるで違う。悪い予感もするんだ。」
 ポゴが囁く。

「とにかく、行こう。」


 アロハは大黒パーキングを抜け、ループ状に上がり続く湾岸線を走り抜けていく。


 ブアー…キキー!

 百キロ近いスピードで、車両が疾駆する。その路をヨッタは後を追って駆け抜けていった!