ズバババババーーーーン!
 ゴゴゴ……


 ソドムの爆音が響く。巨大な火柱があがった!


「な…何だよあれ?街に直撃したら…どんだけだよ!」
 ヨッタが火柱を眺め、呟いた。

「キ…キャミー!何をしているんだーっ!」
 デットーリーが叫んだ。

 ソドムは街中には落ちなかった。遠く離れた海上に撃ち込まれたのだ。



「す…凄いです。あのような物が、街中に撃ち込まれたら…」
 遠くを臨む紫織、堪らず呟いた。

「そうだよね。でも俺たちはまだ無事だ。どうしてかは知らないけど直撃は免れたみたいだからさ。」
 紫織の肩を抱く千秋が、宙に佇むアスラを見つめ言った。


「…ヤバいぞ、俺は重傷だよ。」
 貴ボンが、プックリと腫れ(はれ)た顔をさすりながら言った。


 京子に抱きつこうとして、ボコボコにされたのだ。

「貴ボン、スケベだからな。」
 千秋が言った。

「…あの金髪マンと銀髪マンが助けてくれたのかな。」
 京子が呟いた。